top of page
執筆者の写真Kevin Asano

An Exciting Dream for our Dojo(道場のエキサイティングな夢)

最近のことだが、ホノルル柔道クラブのサポーターである友人に、道場の究極の夢は何かと聞かれた。 成し遂げたいことはたくさんある。道場のドリームマップ、すなわち夢の地図を見てもらえれば、エキサイティングなアイデアや目標がいくつもあることがわかる。しかし、その中で最も大切に思っているものの1つは、適応柔道と呼んでいるプログラムである。日本ではID柔道とも呼ばれている。特別支援を必要とする児童のための柔道プログラムであるが、その子供達の家族への支援体制ともなることを願っている。当クラブの柔道クラスはすでにインクルーシブな共同授業となっているが、もっとリラックスしたペースで子供に柔道を楽しませたい、と望んでいる家族のために特別なクラスを設けてあげたい。畳上には専門のアシスタントがいて、保護者は保護者同士の交流を楽しみ、互いの経験を分かち合いながらネットワーク作りのできる場所となってくれれば素晴らしいと思っている。 特別支援プログラムのアイデアは、20年以上前、高校時代の恩師であるリー・ナカモト監督が「特別支援の子供たちのために柔道のクラスを始めたい」と言った時に生まれた。ナカモト先生は競技者としてもコーチとしてもアグレッシブな柔道家だったが、恵まれない人々への思いやりのある心の優しい人でもあった。残念ながら、先生はあまりにも早く亡くなり、夢を実現することができなかったが、どういうわけか、ナカモト先生より受け継いだリーワード柔道クラブの設立に取り組んでいる間も、ずっとその夢は自分の心の奥底で生き続けてきた。 そのアイデアの種が心に植えられてから何年も経った。そして今日、種はついに発芽し始めている。それはもはや単なる高貴な考えではなく、個人的なパッションと使命になった。特別な支援が必要な子供を育てるということがどんなに厳しいものであるか、家族ぐるみで直接体験しているところだ。子供にとって大変なだけではなく、家族全員が影響を受ける。 道場の夢を他の人に伝えると、多くの人がポジティブに反応してくれる。特別支援の子供たちのニーズに応えるだけでなく、苦労している保護者や家族をサポートするプログラムが必要だと自分は思う。感情的、身体的、そして精神的な犠牲が、時には気が遠くなるようなものに感じる。愛する家族の一員のために生涯にわたって戦っている家庭もあるに違いない。 聖書には、困っている人の世話をすることこそが神の前に清く汚れのない信心である、と書いてある。このような人を助けることは、いつかオリンピック大会の最高峰に到達する可能性のある柔道チャンピオンを育て上げることよりも大切だと思う。キリストを信じる者として、自分に与えられているユニークな素質や機会を利用して、他の人の益となるような有意義な生き方をしたい。 今のところ、道場の練習スケジュールの中に適応柔道の時間枠を設けて、手伝ってくれる柔道指導者やボランティアも何人か確保した。しかし、プログラムを開始するためには、専門的な訓練を受けたアドバイザーや、生徒一人一人を支援できるだけのボランティアが必要だと感じている。そういった人々が適切なタイミングでチームに参加してくれると信じる。数十年来信じて来た夢が実現する日が近づき、とても楽しみだ。

...Kevin

閲覧数:23回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page