Judo's Badge of Strength(強さの象徴)
更新日:2023年4月24日
若い初段の選手と寝技乱取りをしていたとき、コーチの一人が、「コイツはカリフラワー耳に憧れているんですよ」と教えてくれた。この選手は、いわゆる餃子耳、柔道耳がタフであることのシンボルだと思っているに違いない。冗談まじりに、「顔とか首やあごを押しつぶすのは好きだけれど耳は傷つけないようにしてる」と答えた。この青年は明らかに柔道が大好きで、練習には必ず出てくるし、トレーニングには常に100%の努力を注いでいる。 練習後、この選手を脇に連れ出して、柔道の目標は耳が潰れるのを避けながら強くなってゆくことだ、と話した。耳を傷つけないようにするには、技と運が必要だ。エリート選手の多くは柔道耳の持ち主だが、それだけが必ずしも技能や強さの象徴ではない。 真のチャンピオンは心の内側から鍛えれるもので、必ずしも耳の形に現れるとは限らない。それでも、この若者が柔道に対して持っている情熱と粘り強さには感心した。将来どんな志を持っても、きっと成功するだろう。
...Kevin
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